■子供達のジャズ発表会台無し:日野輝正氏批判あり?なし?
2017年 09月 04日日野輝正氏の生徒を殴ったの殴らなかったのと物議醸して居るようだが、要は教育的指導だったか・・程度が如何だったか・・場的にはタイムリーだったのか・・等注視する部分は色々ある。
ドラムの生徒は、技術的には優れたものが有って日野氏も一目を置いていたが、普段から実力を見せたくて周囲の練習ペースに併せることなく、他のメンバーの練習邪魔をする傾向があったと云う。
ジャズにはソロパートが聴かせる部分として、暗黙の内にソロはワンアピールする時間は楽器毎に平等に充てられている。
ドラムの彼は、日頃からオーバー気味で、日野氏は発表当日は40秒と彼にも告げていたという。
しかし彼は発表当日も、そのルールを守らずソロを続けた・・当然指導者としての日野氏の資質も疑われる状況だ。 日野氏は止めるという合図を続けたが、ドラムソロは止める気配がない。
どのニュースを見ても、他のメンバーからの意見は載せていないが、大切な発表会でのリズムの乱れは混乱を呼ぶだけで、ひとりだけ目立とうとするドラム演奏者に対しては、壊されたと思う生徒達は多くいたと思う。
指導責任者である日野氏の行動は、教育委員会主催のコンサートとしては、限度を超したものではあるのかも知れない。
・・が、日野氏が怒った行動をしている最中に「このバンドはお前のバンドではないんだぞ」発している。 日野氏は指導者としての彼の言葉と、他メンバーの気持ちの代弁をしたのだと思う。
ただ場が悪かったとしか言いようがない。 教育委員や教師達の目前で、あのような行動に出れば、世間が黙ってはいない。
ニュースやワイド番組での取り上げようは、日野氏の此れ迄の名誉や歩みを汚してしまう事も事実だ。
私も中学の時に短期間ではあるが、ブラスバンドに入り練習した事もあったが、バンドのメンバーに着いて行けないものや、我流の演奏をして居る者がいれば、即メンバーから外されて譜面と楽器を持って他の場所で練習してこいと言われるのが普通だった。
指導にも色々あったが、生徒が良いと認める指導者は、必ずしも優しい指導者とは限らないし、殴らないまでも止めろ!出て行け!等は頻繁だったと思う。
今回の生徒の行動は異常としか言えず、そんなにドラムを叩くのが好きなのであるなら、個人的にジャズバンドに入るか、物足りないのならばロックバンドでも入り、演奏を充分満足いくようにさせて貰えば良い訳で、此れだけ迷惑を掛け、日野氏の実績に傷を付けた感があるので、日野氏にそのような行動を取らせた側としての責任は誰が取るのか。 昼のワイドショーの中でお金を取ってのコンサートの中であったと云う場での行動としては問題視せざるを得ないとする意見も、納得のいくものだが、日野氏が空港で行ったインタビューで手を出した事を詫びたうえで「こうして付きまとって文化を壊してるのはマスコミだ・・」と云う言葉の意味も判らない訳でもない。此れだけ大きなニュースになれば、問題を起こした子供にとっても、謝ったと言えど、暫くは「お前にも責任があるぞ・・」と言われる事も覚悟しなければならない。
体罰の是非は、年代により考え方が違うので、改めて場を考えれば、場が悪かったと云わざるを得ない。 日野氏を要請して練習風景を何度か見ていた教師やバンドメンバーが、事前に問題のドラマーを外してのコンサートは出来なかったのだろうか。
恐らく日野氏は、彼を本番では云う事を聴くだろうと信じてコンサートに出演させたのだろうと思う。日野氏の信頼を裏切る行為はこれ以上甘やかせば、後々もバンド活動に影響し、ジャズ発表会を台無しにし続け、纏まりのないクラブバンドに成ってしまう。